毎年のように有力2歳馬を多数抱えるA.オブライエン厩舎は、来年のクラシックでもシティオブトロイとヘンリーロングフェローを使い分けるようだ。英競馬メディア『At The Races』が報じている。

　ジャスティファイ産駒のシティオブトロイはデビュー3連勝で英G1デューハーストステークスを制覇。一方、名牝マインディングの仔でドバウィ産駒のヘンリーロングフェローも無傷の3連勝で愛G1ヴィンセントオブライエンナショナルステークスを制した。

　オブライエン調教師は英紙スポーティングライフ紙の取材に対して「シティオブトロイとヘンリーロングフェローは別の道を行くことになるだろう」とコメント。「われわれとしては、シティオブトロイがニューマーケット（英2000ギニー）、ヘンリーロングフェローはフランス（仏2000ギニー）へ向かうことを想定している」と語った。

　さらに同師は「シティオブトロイがニューマーケットで結果を出せば、そのままエプソム（英ダービー）へ向かう可能性がある。ヘンリーロングフェローはカラ（愛2000ギニー）やアスコット（セントジェームズパレスステークス）などに行くかもしれない。起こり得るシナリオはたくさんあると思う」と続けている。