現地26日、米サンタアニタパーク競馬場でG1マリブステークス（3歳、ダート7ハロン）が行われ、木村和士騎手が手綱を取ったジャイアントミスチーフが7頭立ての6番人気ながら3着に入る健闘を見せた。

　最内枠だったジャイアントミスチーフは出足が鈍かったが、木村騎手が激しく押して5番手をキープ。その後も第3コーナー手前から木村騎手の手綱は動きっぱなしと苦しい展開に見えたが直線入り口で3番手に上がると、前を行った2頭には離されたものの最後まで3番手を死守した。

　勝ったのは1番人気に推されていたB.バファート厩舎のスピードボートビーチ。序盤から同厩馬のヘジャジと共にレースを先導し、直線で抜け出して1馬身半差の勝利を収めた。

　スピードボートビーチはワイルドアゲイン系バイエルン産駒。昨年12月に芝8ハロンのG3セシルB.デミルステークスを勝っており、前走はG1ブリーダーズカップスプリントで4着。今回で芝とダートの両方での重賞制覇を達成した。