スプリント女王ハイフィールドプリンセス、7歳を迎えた今年も現役続行へ
2024年01月17日 10:55
2022年にカルティエ賞の最優秀スプリンターを受賞するなど、欧州の短距離戦線をけん引してきたハイフィールドプリンセスが、明け7歳を迎えた2024年も現役を続行することになり、同馬を管理するJ.クイン調教師が『PA news agency』に明かした。
ハイフィールドプリンセスは2022年にモーリスドゲスト賞、ナンソープステークス、フライングファイブステークスとG1レースを3連勝するなどカルティエ賞を受賞し、6歳の2023年もアベイドロンシャン賞を制覇。続く前走の香港スプリントでは6着に終わり、年齢的にも繁殖入りが容易な選択肢と思われていた。
現地16日の朝にハイフィールドプリンセスの現役続行を発表したクイン師は、喜びを口にするとともに「(昨年の)彼女はずっとやる気を持ち続けていた。もう一つG1を勝って入着も3回あり、G2を1勝したから、1レースが傑出していて、4、5レースが及第点以下だったという訳ではない」と衰え知らずの状態を強調。
フライングファイブステークス(5着)は脚を滑らせたこと、香港スプリント(6着)も外枠を敗因に挙げ、オーナーたちが現役続行を決断したと話した。
クイン師はハイフィールドプリンセスを2月1日に放牧先から帰厩させ、昨年と同様にデュークオブヨークステークスで始動後にロイヤルアスコット開催を狙う予定としている。