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イクイノックスとジャパンCの「世界一」、関係者が喜びと感謝のコメント

2024年01月25日 12:45

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 JRAは24日、イクイノックスが「2023年ロンジンワールドベストレースホース」を、ジャパンカップが「2023年ロンジンワールドベストレース」をそれぞれ受賞したことに関する関係者のコメントを発表した。

 イクイノックスを所有するシルクレーシングの米本昌史氏は「まずは、このような素晴らしい場で表彰いただいた事を光栄に思っています。生産、育成、厩舎、騎手、約300人の出資会員の皆様、そしてファンの方々とこの喜びを分かち合いたいと思います」とコメント。

 さらに、「どのレースも非常に印象的で、ドバイで世界の強豪馬を相手に完勝したレースもそうですし、特に夏を経てさらに成長し、完成形とも言える秋の2レース、天皇賞(秋)とジャパンCでは、しなやかで、力強くて、美しいイクイノックスの走りを見る事ができたと思います。また、ジャパンCがこのような素晴らしい評価を得たことは、一朝一夕では成し遂げられないことと思います。これまで日本の競馬の発展に尽力された方々に感謝申し上げるとともに、敬意を表したいと思います」と続けた。

 木村哲也調教師は「今この瞬間も夢の中にいるかのような感じがしています」とコメントを寄せ、「昨年のジャパンCでも、イクイノックスは素晴らしいスタートと世界一美しいストライドで走ってくれましたし、最後は並いるライバル達を突き放す素晴らしいスタミナでゴールを駆け抜けてくれました。彼は、常に、非常に注目度が高い中でレースを迎えるので、レースでは私も平静を保つのが難しかったのですが、レース後には、これ以上彼に何を求めることができようかという気持ちでした」と振り返った。

 主戦ジョッキーだったC.ルメール騎手は「イクイノックスに騎乗する時は、いつも大きな期待を背負うことになりましたが、とても楽しんで騎乗する事ができましたし、自分としては、とにかくやるべきことを成し遂げようと思っていました」とコメント。

 また、「イクイノックスは、フィジカル面、メンタル面ともに素晴らしいものを持っていた馬だと思いますし、素晴らしいスピードと美しいストライドで走ってくれました。また、非常に賢い馬でしたので、良いスタートをきって、良いポジションにつけること、そしてこの馬の能力を最大限発揮させる事が自分の仕事だと思っていました。また、このようなすばらしい馬を生産してくれた生産者の方にもお祝い申し上げたいと思います」と続けた。

 JRAの吉田正義理事長は、「昨年のジャパンCが日本の競走として初めて『ロンジンワールドベストレース』に選出されたことを大変光栄に思います」とコメント。「ジャパンCは、1970年代後半より『世界に通用する強い馬づくり』をJRAが提唱し、その一環として1981年に創設しました。『2022年世界のトップ100G1競走』でトップ10に選ばれた日本の競走はありませんでしたが、今回は4競走が選出され、さらにジャパンCはベストレースの評価をいただきました。こうした日本競馬全体のレベルアップは、競馬産業に携わってきた全てのホースマンのご尽力、また競馬を愛するお客様の情熱によるものだと認識しています。今後も、国際的なスポーツエンターテイメントとして魅力ある競馬を提供できるよう取り組んでまいります」と述べている。