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ドバイの新設G3ラスアルホールは大波乱、フランスのフォートペインが混戦を制す

2024年03月06日 13:00

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 現地2日、ドバイのメイダン競馬場で新設のG3ラスアルホール(芝1400m)が16頭により争われ、好位の一角で45番手をキープしたフォートペインが最後の100mから抜け出すと、後方2番手から馬群に突っ込んで追い込むタンボーラダを振り切った(クビ差)。

 さらに1馬身差の3着に中団の内ラチ沿いを追走したエコーポイントが入線。14カ月ぶりの実戦ながら英国のブックメーカーで圧倒的1番人気に推されたバーニーロイの半弟ノーブルダイナスティは5着に終わり、勝ち馬は単勝26倍、23着馬は67倍という波乱の決着となった。

 フォートペインはフランスのN.コーラリー調教師が管理するリオデラプラタ産駒の6歳牡馬で、昨年5月のG3パレロワイヤル賞以来となる2度目の重賞制覇。その2戦後のモーリスドゲスト賞(10着)、2021年の仏ダービー(13着)と2度のG1挑戦はともに大敗している。

 ラスアルホールはドバイワールドカップデーの前哨戦が行われる「スーパーサタデー」に今年から新設された重賞だが、賞金総額の140万ディルハム(約5700万円)はG1アルクオーツスプリントの前哨戦として機能してきたG3ナドアルシバターフスプリントよりも20万ディルハム高い。