現地9日、米タンパベイダウンズ競馬場でケンタッキーダービー路線のG3タンパベイダービー（3歳、ダート8.5ハロン）が行われ、T.ガファリオン騎乗のドメスティックプロダクトが接戦を制した。

　道中はほぼ一団となった馬群の中段でレースを進めたドメスティックプロダクトは、3番手で直線に入ると先頭のノーモアタイムを追撃。じりじりと差を詰め、ゴール寸前できわどく差し切った。

　2着はクビ差でノーモアタイム。さらにアタマ差でグランドモーザファーストが続いた。なおこのレースを含む複数のレースで馬券投票システムの停電によるトラブルのため払い戻しに問題が生じ、レース開始時間遅延と一部レースの中止、配当金支払いの10日までの遅延が起こった。

　C.ブラウン厩舎のドメスティックプロダクトはプラクティカルジョーク産駒。前走はG3ホーリーブルステークス2着で、3度目の重賞挑戦で初勝利を手にした。なおブラウン調教師は、次走について明言は避けつつも5月のKYダービーまでにもう1戦する意向を示している。