豪G2アデレードカップ（3歳以上、芝3200m）がモーフェットヴィル競馬場で現地11日に行われ、スタート直後に後ろから2頭目の15番手に控えた2番人気のエクセラレーションが、馬群の内から進出してラチ沿いをすり抜け、中団から先に抜け出した1番人気ザマップとの叩き合いを0.1馬身差で制した。

　さらに2.8馬身差の3着に道中5番手キープのスケルム（9番人気）が入線。4番人気のアマデは出遅れた上に序盤の1000m地点でアブミが外れ、ゴールまでジョッキーが天神乗りのような格好になりながらもスケルムから0.3馬身差の4着に善戦した。

　エクセラレーションはR.キュリー調教師が管理するエクセレブレーション産駒の7歳セン馬。明け4歳の2020年11月とデビューこそ遅かったものの堅実に活躍し、18戦目の前走で重賞初制覇（G3ローンセストンカップ）を飾るなど直近3連勝としている。

　豪競馬メディア『racing.com』によると、エクセラレーションは2019年のアデレード・マジックミリオンズセールにおいて、わずか6000豪ドル（当時の為替レートで約48万円）で取り引きされていた。