現地30日、ドバイのメイダン競馬場で行われたUAEダービー（G2、ダート1900m）は日本のフォーエバーヤングが好位の一角から危なげなく差し切って快勝。デビューからの連勝を5に伸ばし、日本勢はこのレースを3連覇とした。

　大外の11番枠から五分のゲートを決めたフォーエバーヤングは、先行態勢に入るも内で並ぶガンズアンドグローリーが譲らず、最初のコーナーで1列後ろに置かれる格好となった。しかし、先行勢を前に見ながら4、5番手を手応え良く追走すると、直線では逃げ込みを図るアウトバーンを追撃し、残り200m付近から抜け出してゴールでは2馬身差をつけた。

　アウトバーンから4馬身3/4差の3着争いをアメリカのパンダゲートが制し、バロンドールは後方から直線しぶとく追い上げてフォーエバーヤングまで9馬身3/4差の6着。ジョージテソーロは中団追走も直線早々に失速して10着に沈んだ。

　矢作芳人調教師が管理するフォーエバーヤングは前走のサウジダービーに続く重賞4勝目。これでデビューから無傷の5連勝とした。矢作師はレース後に次戦でアメリカへ行くと明言。順調ならケンタッキーダービーに挑戦することになる。

　なお、日本調教馬は一昨年のクラウンプライド、昨年のデルマソトガケに続きUAEダービーを3連覇。2016年のラニと合わせて通算4勝目としている。