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【ドバイワールドC】ローレルリバーが圧巻の逃げ切り、ウシュバテソーロは2着で連覇ならず

2024年03月31日 04:14

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 メイダン競馬場で現地30日に行われたG1ドバイワールドカップ(ダート2000m)は、地元のローレルリバー(6番人気)が大外枠からハナを取り切ると、リズム良く飛ばして第3コーナーからリードを開き、追い込む1番人気のウシュバテソーロに8馬身1/2差をつけて圧勝した。

 前走で1600mのバージナハールを逃げ切っていたローレルリバーは、この日もスピードを活かして難なくハナに立ち、ペースを緩めることなく淡々と11頭を先導。3番手のドゥラエレーデ(8番人気)らを7馬身ほど離して迎えた第3コーナーでは、2番手についてきたディファンデッドが遅れはじめて早くも独走状態となる。

 直線に入っても後続との差は変わらず、残り200m付近ではローレルリバーの重心も高くなりはじめたが、追いかけるドゥラエレーデはさらに厳しくなって一杯に。道中最後方のウシュバテソーロや4番人気のセニョールバスカドールが入れ替わりで2着争いを繰り広げるも、ローレルリバーの影さえ踏むことができなかった。

 ウシュバテソーロはセニョールバスカドールとの2着争いをクビ差で制し、さらに4馬身3/4差が開いて4着に後方から7番人気ウィルソンテソーロが入線。これに短アタマ差でドゥラエレーデが5着に粘り込み、2番人気のデルマソトガケは中団のまま6着に終わった。なお、デルマソトガケに騎乗を予定していたC.ルメール騎手はドバイターフで落馬負傷し、ドバイシーマクラシック(スターズオンアース)と2レースで乗り替わりとなった。

 ジャドモントが所有するイントゥミスチーフ産駒のローレルリバーはG1初制覇。2020年にアメリカのB.バファート厩舎からデビューし、2022年8月にはG2パットオブライエンステークスで重賞初制覇を飾った。しかし、前売り3番人気に推されていたブリーダーズカップダートマイルを獣医検査で除外されたのを機に実戦から遠ざかり、その間にUAEのB.シーマー厩舎に移籍して今年1月に1200mのアルシンダガスプリントで復帰。前走のバージナハールでパットオブライエンS以来となる勝利を挙げ、今回で初の2000mに挑んだ。

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