ドバイのメイダン競馬場で現地30日に行われたG1アルクオーツスプリント（芝1200m）は、香港から遠征したカリフォルニアスパングルが3歳牝馬スターオブミステリーを3/4馬身抑え、1分7秒50のトラックレコードで快勝した。

　好スタートを決めたカリフォルニアスパングルは馬場の内目に固まった馬群をディリジェントハリーらと引っ張り、残り300m付近で馬場の三分所から抜け出しを図る。これに対して立ち遅れる形となって徐々に追い上げてきたスターオブミステリーが内ラチ寄りから接近。最後の150mから一騎打ちとなるも、カリフォルニアスパングルが体半分から一つほどの差を守り切った。

　さらに3/4馬身差の3着にディリジェントハリーが続き、日本から遠征したジャスパークローネは馬群から1頭だけ離れて外ラチ沿いを疾走するも、中盤以降に苦しくなって勝ち馬から9馬身余りの11着に沈んだ。

　香港のA.クルーズ調教師が管理するカリフォルニアスパングルは前走のクイーンズシルバージュビリーカップに続く3度目のG1制覇。今シーズンは連覇を狙った香港マイルで大敗するなど不振に陥りかけたが、前走できっかけをつかみ今回は2022年1月以来となる1200m戦だった。