今年の香港チャンピオンズデーはレース当日まで不安定な空模様が続くと伝えられているが、クイーンエリザベス2世カップに挑むハッピートギャザーのA.バデル騎手は意に介していない。香港ジョッキークラブがコメントとともに手応えを伝えている。

　バデル騎手はハッピートギャザーについて「雨は大丈夫だと思う。良いとも悪いとも言えないかな。成り行きに任せるさ。天気は心配していないよ」と率直に回答。今シーズンのバデル騎手は香港で32勝を挙げ、通算では232勝まで白星を伸ばして好調なシーズンを送っている。

　一方、ハッピートギャザーは9月のシーズン開始からバデル騎手とのコンビで5勝をマーク。その中には「Good to Yielding（稍重）」で挙げたものもあり、G3ジャニュアリーカップで最大の賞金を手にした。

　バデル騎手は「今シーズンは想像を超えているね。今回の距離で彼は香港のベストホースたちと戦わなければならないし、もちろん大きな挑戦だけど、ベストを尽くして応えてくれると自信を持っているよ」とハッピートギャザーに期待を寄せた。5着に終わった前走のチェアマンズトロフィーに関しては1800mから1600mへの距離短縮に酌量の余地ありとし、パフォーマンス自体は決して悪いものではなかったと振り返っている。