＜エンプレス杯＞◇8日＝川崎◇Jpn2◇ダート2100メートル◇4歳上牝◇出走12頭◇1着賞金4000万円

　ジャスティファイ産駒オーサムリザルト（牝4、池江）が制し、無傷の6連勝で重賞初制覇を果たした。鞍上は武豊騎手で勝ちタイムは2分14秒5。1周目のホームストレッチでハナを奪い、道中はリズム良く運んだ。最後の直線は外からグランブリッジが迫ったが、押し切った。6日、名古屋グランプリのノットゥルノに続き、ユタカマジックがさく裂した。鞍上は「手応えはいいけど、1頭になると気を抜くので少しヒヤッとしました。ただ、完勝だと思います。まだ強くなりそうですし、楽しみですね」と話した。

　2着はグランブリッジ。3着には大井所属のキャリックアリードが入った。

　初の地方、小回りの川崎コース、ナイターを難なく克服した。池江師は「国内で1、2戦してアメリカに」と話し、秋の選択肢として、米国のBCディスタフ（G1、ダート1800メートル、11月2日＝デルマー）を挙げた。無敗で米3冠馬に輝いたジャスティファイの初年度産駒。このまま無傷で海を渡っていくのか、今後の活躍から目が離せない。

出典：日刊スポーツ