現地15日、英ヨーク競馬場でG2デュークオブヨークステークス（芝6ハロン）が行われ、W.ビュイック騎乗のミルストリームが接戦を制した。

　直線コースで馬群に包まれるポジションとなったミルストリームはビュイック騎手が進路を探して右往左往する場面も見られたが、前が開いてからは4頭がほぼ横一線の激しい先頭争いに参戦。最後はG1で好走歴のある2着のシュドゥヴビーンアリングにハナ差の勝利をもぎ取った。

　J.チャプルハイアム厩舎のミルストリームはグレンイーグルス産駒の4歳馬。昨年8月の仏G3モートリー賞で重賞初制覇を飾ったものの秋のG1では結果を出せず。今年は始動戦だった4月の英G3アバーナントステークス2着から重賞2勝目を手にした。

　競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、チャプルハイアム調教師はオーナーの意向次第としつつも、ロイヤルアスコット開催での英G1クイーンエリザベス2世ジュビリーステークスへ向かいたいと話している。