現地17日、米ピムリコ競馬場で行われたG3ピムリコスペシャルステークス（3歳以上、ダート9.5ハロン）は、B.ヘルナンデスJr.騎乗の3番人気ピレニーズが先行する1番人気キングズバーンズら2頭の後ろで脚を溜めると、直線では外に持ち出されて鮮やかに差し切った。

　3/4馬身差の2着にキングズバーンズが2番手から粘り込み、さらに2馬身1/4差の3着には逃げた4番人気のハーローキャップが入線。2番人気のレッドルートワンは道中5、6番手から伸び切れず4着に終わった。

　ピレニーズはC.ドゥヴォー調教師が管理するイントゥミスチーフ産駒の4歳牡馬で今回が重賞初挑戦。2022年8月にデビューするも4連敗し、故障により3歳シーズンをほぼ棒に振る形となって昨年12月の復帰戦で初勝利を挙げると、さらに条件戦を挟んで4連勝としている。

　米競馬メディア『bloodhorse.com』では、ピレニーズの次走を6月29日のG1スティーブンフォスターステークスが有力とする一方、ドゥヴォー師は具体的なプランに言及していない。