米サンタアニタパーク競馬場で現地27日に行われたG1シューメーカーマイルステークス（3歳以上、芝8ハロン）は、U.リスポリ騎乗の2番人気ヨハネスが中団の5、6番手追走から最終コーナーで先頭に並び掛け、2番手から抜け出す構えの5番人気ファンタスティックアゲインをねじ伏せた（1/2馬身差）。

　昨年6着で1番人気のデュジュールは後方2番手で中間点を通過し、直線で外から追い込むもさらに1馬身1/4差の3着まで。3番人気のイースターは最後方の11番手から6着と、3月に当地のフランクE.キルローマイルでワンツーの2頭は不発に終わった。

　ヨハネスはT.ヤクティーン調教師が管理するナイキスト産駒の4歳牡馬でG1初制覇。2022年の大晦日にデビュー4戦目で初白星を挙げるも、3歳の昨年は春先の3戦のみに終わり、前走のG3アメリカンステークスで11カ月ぶりに復帰すると重賞初制覇を飾っていた。これで通算9戦5勝としている。

　なお、リスポリ騎手は同日のゲイムリーステークスも制しており、キャリア初となる1日でG1レース2勝を達成。米競馬メディア『bloodhorse.com』は「ファンタスティックだよ。アイドルに勝ったんだ」「フランキーを凄く尊敬しているから」と、同じイタリア出身のL.デットーリ騎手（2着のファンタスティックアゲイン）を下して喜ぶリスポリ騎手のコメントを伝えている。