2022年にカナダの最優秀2歳牝馬に選出されたカイロコンソートが、現地5日に行われたファシグティプトン社のジューンデジタルセールで、同セール史上最高額となる82万ドル（約1億3000万円）でタウンアンドカントリーレーシングに落札された。

　カイロコンソートは父カイロプリンス、母父ストリートクライという血統の4歳馬。母は未出走だが、おばには米G1オグデンフィップスハンデキャップなど重賞7勝のオーサムマリア（父マリアズモン）がいる。米G1シガーマイルハンデキャップを勝ち、種牡馬としても成功したディスクリートキャット（産駒にオオバンブルマイなど）も近親にあたる。

　自身は米国のT.プレッチャー厩舎に所属し、2歳時にカナダG1のナタルマステークスで2着、米G1ブリーダーズカップジュベナイルフィリーズターフでは3着と好走してカナダの2歳女王に輝いた。

　3歳となった23年は米G3スウィーテストチャントステークスを制覇。今年は3月にリステッドを勝ったが、5月の米G2チャーチルディスタフターフマイルステークスは7着だった。通算成績は16戦5勝。