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メジャードタイムが米G1マンハッタンSを快勝、今後はBCターフも視野に

2024年06月09日 14:20

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 現地8日、米サラトガ競馬場で行われたG1マンハッタンステークス(4歳以上、芝9.5ハロン)は、W.ビュイック騎乗の2番人気メジャードタイムが2番手追走から第3コーナーで先頭を奪い、直線ではし烈な2着争いを尻目に2馬身差を開いて快勝した。

 大外の8番枠から発馬でやや後手を踏む格好になったメジャードタイムだが、鞍上に促されて最初のコーナーを2番手で入る。その背後に1番人気のプログラムトレーディングと6番人気のオハナオナーが並び、さらに後ろを5番人気のネーションズプライドが追走した。

 第3コーナーでピッチを上げたメジャードタイムは先頭を奪って直線に入り、馬場の三分所から余力十分に押し切り。馬群の外を回ったネーションズプライドが2馬身差の2着、内を立ち回ったオハナオナーと7番人気のファーブリッジがさらにクビ差で3着を分け合い、これにクビ差後れてプログラムトレーディングは5着に敗れた。

 ゴドルフィン所有のメジャードタイムはC.アップルビー調教師が管理するフランケル産駒の4歳牡馬。1月のジェベルハッタに続く2度目のG1制覇(重賞3勝目)で、今回はドバイターフ(4着)以来の実戦だった。

 ニューヨーク競馬協会(NYRA)の公式サイトによると、アップルビー師はメジャードタイムのドバイでの走りや半兄レベルスロマンスもアメリカで結果を出していることから「今週の開催で最も自信があった」と明かすとともに、この日の内容から「1マイル半(12ハロン)に距離を延ばせそうな感じがする。ブリーダーズカップターフも考えてみる」と今後の展望を口にしている。