NEWS

ニュース

ニュース/コラム

英G1クイーンアンSはチャーリンが快勝、ファクトゥールシュヴァルは伸び切れず

2024年06月19日 13:06

  • 友だち追加数

 2024年の英ロイヤルアスコット開催が現地18日にG1クイーンアンステークス(4歳以上、芝8ハロン)で幕を開け、1番人気のチャーリンが中団から残り2ハロンを切って抜け出すと、後方から追い上げる7番人気ドックランズに2馬身1/4差をつけて圧勝した。

 レースは昨年の英チャンピオンズデーでクイーンエリザベス2世ステークスをワンツーの3番人気ビッグロックが外ラチ側で逃げ、2番人気ファクトゥールシュヴァルが追随。残り10頭は5番人気のオーディエンスを先頭に外ラチ側へと大きく二手に分かれ、チャーリンは集団の3列目を手応え良く進んだ。

 残り3ハロンから各馬の鞍上が腕を動かしはじめる中、チャーリンはS.デソウサ騎手の気合いづけ程度でオーディエンスを捕らえ、残り1.5ハロン付近で抜け出す。後方から馬群を縫うようにしてドックランズが追い上げてきたが、最後の100ヤードで脚勢がそろい勝負あった。

 さらに2馬身3/4差の3着に出遅れからマルジューム(4番人気)が追い込み、オーディエンスはファクトゥールシュヴァルをハナ差抑えて5着。ビッグロックは10着に沈んだ。

 チャーリンはR.ヴェリアン調教師が管理するダークエンジェル(父アクラメーション)産駒の4歳牡馬でG1初制覇(重賞3勝目)。これまでにG1は前走のロッキンジステークスでの2着をはじめ、昨年のサセックスステークスとセントジェームズパレスステークスでの3着などがあった。

 ヴェリアン師はチャーリンの始動が3月と早かったことを考慮して夏場に使い込むようなことはせず、数戦を挟みつつ秋の英チャンピオンズデーを目標する意向と英競馬メディア『attheraces.com』などに明かしている。