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英G1セントジェームズパレスSはロサリオンに凱歌、不発のノータブルスピーチは初黒星

2024年06月19日 13:08

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 英ロイヤルアスコット開催の3歳マイル王決定戦、G1セントジェームズパレスステークス(牡馬、芝8ハロン)が現地18日に行われ、内ラチ沿いの5番手を追走した愛2000ギニー馬ロサリオン(2番人気)が、2番手から粘り込む3番人気ヘンリーロングフェローをゴール前で差し切った。

 最内枠のロサリオンは出たなりの位置で折り合いに専念し、仏2000ギニー馬メトロポリタン(6番人気)の背後を追走する。直線で1頭分外のスペースからスムーズに進出すると、直前から抜け出すヘンリーロングフェローを目標に末脚を伸ばし、最後は着差(クビ)以上の余力を持って差し切った。

 3馬身離れた3着にメトロポリタンが入線。1番人気の英2000ギニー馬ノータブルスピーチは発馬直後の接触などで最後方付近からの追走を強いられ、直線では外から伸び掛けるも長くは続かず7着で初黒星を喫した。

 R.ハノン調教師が管理するブルーポイント産駒のロサリオンは前走の愛2000ギニーに続く3度目のG1制覇。英2000ギニーではノータブルスピーチの2着に完敗したが、雪辱を果たして通算成績を7戦5勝とした。

 英競馬メディア『attheraces.com』などによると、ハノン師はロサリオンをサセックスステークスはじめあらゆる大レースに登録してあると明かし、「待ち切れないよ。これ以上に彼が勝てなかったとしても、彼は私に十分なことをしてくれた」と選択肢が豊富にあることを示唆している。