キプリオス完全復活、英ゴールドカップを2年ぶりに制す
2024年06月21日 11:13
現地20日、英アスコット競馬場でG1英ゴールドカップ(芝20ハロン)が行われ、圧倒的な1番人気に推されていた2年前の勝ち馬キプリオスが勝利した。
ほぼ一団となって進む馬群で2番手を確保したキプリオスは逃げるトローラーマンをぴったりマーク。3番手には4番人気のグレゴリーが続き、2番人気のヴォーバンは中団に控える。
レース中盤ではカイウスコリスターを先に行かせて3番手に控えたキプリオスは抜群の手応えのまま最後の直線へ。そこからは粘るトローラーマンとの一騎打ちとなり、長い叩き合いの末にライバルを競り落とした。
トローラーマンは1馬身差の2着。さらに5馬身差でスウィートウィリアムが続いた。なお古豪トゥルーシャンは今年も堅い馬場を嫌い、4年連続の出走回避となった。
A.オブライエン厩舎のキプリオスはガリレオ産駒の6歳馬。2022年に英ゴールドカップを制すと、グッドウッドカップ、愛セントレジャー、カドラン賞と欧州長距離G1を連勝した。昨年は故障で前半戦を棒に振って2戦未勝利だったが、今年に入ってからは前走の愛G3レヴモスステークスも含めて3連勝と、再び長距離王の名にふさわしい活躍を見せている。