ロイヤルアスコットでのG1プリンスオブウェールズステークスで2着と好走したザラケムを管理するJ.レニエ調教師が今後のプランについて競馬メディア『Thoroughbred Daily News』に語っている。

　ザラック産駒の4歳馬ザラケムは4月に仏G2アルクール賞で重賞初制覇。続く仏G1ガネー賞は8着と崩れたが、プリンスオブウェールズSでは勝ったオーギュストロダンから3/4馬身差の2着と好走した。

　レニエ師はザラケムについて「精神的にも肉体的にもよくなってきている。これからがベストの時かもしれない。一緒に凱旋門賞を狙える」と称賛。「ロンシャンでG2を勝っているからコースもうまくこなせるし、馬場も気にしない。凱旋門賞でもかなりチャンスがある馬だろう」と語った。

　次走については「（8月のG1）英インターナショナルステークスのためにヨークへ行くかもしれない」とコメント。「面白いレースになるだろうし、プリンスオブウェールズと凱旋門賞のちょうど間だから出走するのにいいレースかも。この馬はかなり間隔を空けてレースを走るのが好きな馬だから、あまり走っていない状態で凱旋門賞に臨むほうがいいだろう」「凱旋門賞の後はジャパンカップか香港ヴァーズに出られるかもしれないので、年末まで元気でいてほしい」と続けていた。