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​ロスアンゼルスが愛ダービー制覇、オブライエン師は通算16勝目

2024年07月01日 13:10

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 現地30日、愛カラ競馬場でG1愛ダービー(3歳・セン馬不可、芝12ハロン)が行われ、英ダービー3着馬のロスアンゼルスがA.オブライエン調教師に通算16回目の愛ダービー優勝をプレゼントした。

 レースはユーフォリックが逃げてペースを作り、グロスヴェノースクエアが2番手、ジユーフラテスが3番手、ロスアンゼルスが4番手とオブライエン厩舎が前を独占。その後の5番手に英ダービー2着馬アンビエンテフレンドリーが続く形となる。

 ロスアンゼルスは第4コーナーから同厩馬たちが開けた内ラチ沿いの経済コースを通って進出。直線入り口で早くも先頭に立つ。そこへアンビエンテフレンドリーが馬体を併せて叩き合いに持ち込んだが、残り1ハロンでライバルを振り切ったロスアンゼルスが1着でゴールに飛び込んだ。

 3/4馬身後方の2着争いはゴール前で力尽きたアンビエンテフレンドリーを仏ダービー7着馬サンウェイが差して決着した。

 キャメロット産駒のロスアンゼルスは5月にG3愛ダービートライアルステークスを勝ち、英ダービーでは同厩馬シティオブトロイから6馬身差の3着。そこで先着を許していたアンビエンテフレンドリーに雪辱し、2歳時の仏G1クリテリウムドサンクルー以来のG1制覇となった。

 この結果を受けて各ブックメーカーはロスアンゼルスを秋のG1英セントレジャーの本命候補に推したが、競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によるとオブライエン調教師は「私たちは彼がセントレジャーに行く馬だと思ってここに来たが、ライアン(騎乗したムーア騎手)はそれ以上だといっていた」とコメント。今後のローテーションに含みを持たせていた。