英ダービー前哨戦のG2ダンテステークスを圧勝しながら本番には出走しなかった3歳馬エコノミクスの今後について、W.ハガス調教師が見通しを語っている。

　ナイトオブサンダー産駒のエコノミクスは、5月のダンテSで2歳時に英G1フューチュリティトロフィーを勝っているエインシャントウィズダムに6馬身差をつけて圧勝。ただし英ダービーには登録しておらず、陣営は追加登録も見送った。

　ハガス師はエコノミクスがとても大柄で、本格するのは4歳か5歳になるかもしれないと語り、「彼はまだ赤ん坊で、3回しか走っていない。これから楽しみがいっぱいある」とじっくり育成する構えだ。

　次走については「オーナー（バーレーンのサルマン殿下）との関りからも、（9月14日の愛G1）アイリッシュチャンピオンステークスは注目の的だ」「（仏G2の）ギヨームドルナノ賞は8月15日だから、ジャドモント（同21日のG1英インターナショナルステークス）には出られなくなるね。ジャドモントも見たいと思っているのだが」とコメント。

　さらに「明らかに適しているのは7月27日のスカイベット（英G2ヨークステークス）だが、そこに行けなかったり、行きたくなければジャドモントに行くことだってできる」と続けていた。