シンエンペラーはフランス滞在で愛チャンピオンSから凱旋門賞へ 矢作師「条件に合う馬を…」
2024年07月04日 18:37
ダービー3着馬シンエンペラー(牡3、矢作)が、フランス・シャンティイで開業する清水裕夫厩舎を拠点に、愛チャンピオンS(G1、芝2000メートル、9月14日=レパーズタウン)から凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月6日=パリロンシャン)に向かう予定であることが分かった。3日に、管理する矢作師が明かした。今後は、8月末ごろに渡仏する見通し。
矢作師は「セレクトセール(8、9日)の時にオーナー、清水調教師と最終確認をしますが、清水厩舎に滞在して2戦する予定です。愛チャンピオンSへはチャーターで移動し、レース後はフランスに戻って調教を行うつもりです。どの馬かまだ決まっていませんが、帯同馬をつける予定でいます」と話した。
同馬は全兄に19年仏ダービー、20年凱旋門賞を勝ったソットサスを持つ超良血馬。フランス産の日本調教馬として世界最高峰に挑む。矢作師は「凱旋門賞を勝つためには、そこ(ヨーロッパ競馬)の条件に合う馬を連れていくというのが一番大事だと思っています。相手は強いけど、ヨーロッパの適性はあると思っているので」と期待を寄せていた。