英G1ファルマスSは3歳馬ポータフォーチュナが快勝、秋はBCマイル挑戦か
2024年07月13日 11:32
現地12日、英ニューマーケット競馬場でG1ファルマスステークス(3歳以上牝馬、芝8ハロン)が行われ、圧倒的な1番人気に推されていた3歳馬ポータフォーチュナが快勝した。
7頭立てのレースはポツンと中央を行くローグミレニアムを除く6頭がラチ沿いで一団となり、ポータフォーチュナは逃げるランニングライオンから差のない2列目の好位をキープ。残り3ハロン過ぎで早くも先頭に立つ。
残り2ハロン付近でR.ムーア騎手が追い出すと右へヨレつつもしっかりと伸び、2着争いを制した伏兵ジャバーラを3馬身3/4差で退けた。ジャバーラからアタマ差の3着はローグミレニアムだった。
D.オブライエン厩舎のポータフォーチュナはカラヴァッジオ産駒で、2歳時に英G1チェヴァリーパークステークスなど重賞3勝。今年は初戦のG1英1000ギニーで2着に敗れたが、ロイヤルアスコットでのG1コロネーションステークスを勝っており、今回でマイルG1を2連勝とした。
英競馬メディア『At The Races』によると、オブライエン調教師は今後について「次走はどうなるか分からない」「少し休ませて、メイトロンステークス、サンチャリオットステークス、そしてブリーダーズカップなどに備えるのが賢明だと思う」とコメント。さらに「今年のBCフィリー&メアターフは11ハロン。9ハロンなら挑戦したくなるが、恐らくはBCマイルで牡馬と戦うことになるだろう」と続けていた。