英セントレジャー（9月14日）の予備登録が現地16日に発表され、合計25頭のうち14頭はA.オブライエン調教師の管理馬であることが明らかになった。英競馬メディア『racingpost.com』などが報じている。

　昨年の英セントレジャーをハーツクライ産駒のコンティニュアスで制したオブライエン師は、愛ダービー馬ロスアンゼルスを筆頭にロイヤルアスコット開催のG2クイーンズヴァーズを制したイリノイ、その2着馬ハイバリー、G3愛インターナショナルステークスでデビュー2連勝としたヤンブリューゲルのほか、今週末の愛オークスで前売り1番人気に推されている牝馬のポートフェアリーもエントリーした。

　また、愛ダービーでロスアンゼルスに3/4馬身差で屈したD.ムニュイジエ厩舎のサンウェイも登録。A.ボールディング調教師は7月11日のG3バーレーントロフィーなど重賞での入着が複数あるロイヤルスプレマシーとハンデ戦で直近3連勝中のクリスタルオーシャン産駒ワイルドウェーブスの2頭、O.バローズ調教師は英ダービー4着のデイラマイルら2頭の可能性を残している。

　なお、ゴドルフィンとC.アップルビー調教師はバーレーンTで復権したエインシャントウィズダムを登録した一方、G3クラシックトライアルを圧勝して一時は英ダービーの前売り上位人気に浮上するも、故障により本番の回避を余儀なくされたアラビアンクラウンは見送った。ただし、同馬は英セントレジャーの主要前哨戦であるグレートヴォルティジュールステークスからの戦列復帰が予定されている。