愛オークス（20日）の追加登録が現地16日に締め切られ、ロイヤルアスコット開催のG2リブルスデールステークスで2着のラヴァストリーム、アガ・カーン殿下所有のハナリアが名乗りを挙げた。地元メディアの『irishracing.com』などが報じている。

　D.オメーラ調教師が管理するラヴァストリームは3歳の今シーズンをレーティング74で迎えるも、ハンデ戦、リステッドと2連勝。リブルスデールSではポートフェアリーの2着に敗れたが、クビ差の接戦を演じている。

　ラヴァストリームのオーナーブリーダーで5万ユーロ（約863万円）を投じて追加登録したエルウィックスタッドのマネージャー、G.ムーア氏は「我々はリブルスデールの内容を非常に強力と考えており、勝ち馬は愛オークスの1番人気だから我々もチャンスを逃すまいとね」と強気。

「勝ちたいオークスというものは2、3あるが、これはその一つで、次のヨークシャーオークスで古馬と対するのを待つよりも、3歳同士の方がいい」「彼女はどんな馬場でもこなせる。馬場に悩むことは全くない。たとえ2着や3着でもアメージングさ」と意欲を見せている。

　また、J.ムルタ調教師が管理するハナリアはここまで3戦2勝。5月にカラ競馬場の芝10ハロンで未勝利を脱出し、前走は10.5ハロンのリステッド（ネースオークストライアル）で連勝としている。今回は12ハロンに初挑戦となる。

　大手ブックメーカーの『パディパワー』はポートフェアリーを単勝3.75倍の前売り1番人気、W.マリンズ厩舎のロペデリラを5倍の2番人気に設定。ラヴァストリームは11倍、ハナリアは15倍としている。