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ゴール前でビールのプラスチックカップを投げ入れる暴挙…英国の競馬場が観客を永久追放へ

2024年07月17日 13:21

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 英国のウインザー競馬場で15日、最終レースのゴール前で馬に向け、観客からビール用のプラスチックカップが投げ入れられる事件が発生した。この暴挙に対し、ウインザー競馬場は犯人の特定を進めており、「2度とウインザーに来ることは許されない」と犯人を永久追放する姿勢だ。

 事件が起きたのは15日のウインザー競馬場のナイター開催。午後8時50分発走だった最終8R(クラス5、芝2000メートル、出走7頭)で、先頭でゴールを駆け抜けたウィリアム・ビュイック騎手騎乗のデュートゥヘンリーに向けて、透明なプラスチックカップが投げ入れられた。幸い、人馬にケガはなかったものの、大惨事を招く危険性があった。

 レーシングポスト電子版によると、ウインザー競馬場は16日に声明を発表。「昨夜のレース中に発生した事件を認識しています。馬と騎手を守ることは私たちの最優先事項で、競馬場としては絶対にこの行為は受け入れられません。私たちは月曜(15日)の開催の監視カメラの映像と、パートナー(会社)に提供された映像を検証していて、関与が判明した人物には適切な制裁を科すつもりです」とメッセージを発し、犯人特定へ向けた情報提供を呼びかけている。

 また、勝ったデュートゥヘンリーを管理するイヴ・ジョンソン・ホートン調教師は「(馬に)被害はありませんでしたが、被害が出る可能性はありました。犯人を取り締まらなければいけませんし、競馬場がそうしてくれることを願っています。(プラスチックカップが)投げ入れられたように見えて、気分が悪いです。見たくないですが、幸い何も起こらず、馬も逃避しませんでした。私の馬に対してでしたが、私だけでなく、競馬場の問題です」とコメントしている。

出典:日刊スポーツ