米3歳路線の上がり馬として注目を集めているアンマッチドウィズダムが、現地19日に米サラトガ競馬場で行われたリステッドのカーリンステークス（3歳、ダート9ハロン）を逃げ切り。デビュー3連勝として8月のG1トラヴァーズステークスへ乗り込むこととなった。

　アンマッチドウィズダムはC.ブラウン厩舎が管理するカイロプリンス産駒。デビューはケンタッキーダービー後の5月10日と遅かったが、ダート8ハロンを6馬身1/4差で圧勝。2戦目の9ハロン戦も5馬身3/4差で快勝し、カーリンSでは1馬身差の勝利ながら無敗をキープした。

　競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、ブラウン調教師はトラヴァーズS出走の可能性を聞かれると、それがアンマッチドウィズダムの目標だと認めた。同師は「まだ3回しか走っていないが、他の3歳馬たちは多くのレースやトレーニングでやや消耗している」「彼が成長を続け、他のトップクラスの馬が少し後退すれば混戦になるかもしれない」との見解を示している。