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女性初のメルボルンC制覇を果たしたペイン騎手が引退表明、今後は調教師に専念

2024年07月24日 13:40

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 女性として初のメルボルンカップ制覇を成し遂げるなるど、豪州競馬界の第一線で活躍してきたM.ペイン騎手が現地23日に現役を引退し、調教師に専念することを表明。現地メディアの『racing.com』などが報じた。

 ペイン騎手は15歳での初勝利から38歳の今日まで通算772勝を記録。日本からフェイムゲームも参戦した2015年のメルボルンCを単勝101倍のプリンスオブペンザンスで優勝したのをはじめ、G1レースを通算5勝した。

 23年間の騎手生活ではたびたびケガにも見舞われ、メルボルンC制覇後の20165月には膵臓を損傷する大ケガを負い、引退の危機に直面した。しかし、現役続行の道を選ぶと翌シーズンには調教師免許も取得して騎手と二足の草鞋を履き、201611月に自身の管理馬に騎乗して勝利を飾るというヴィクトリア州で初の快挙を達成している。

 ペイン騎手は以前に今シーズンが騎手として最後になると言っており、引退に際して「難しい決断で、決断には多くの時間を要した」「でも、最大の夢であるメルボルンC(優勝)を成し遂げ、輝ける時を過ごした」「本当に楽しかったし、馬と接して競い合う面が大好きだった」「今は調教師としての面を楽しみにしており、いまだに見ているだけで刺激を受ける」とコメントしている。

 今後のペイン騎手は兄のパトリック師やアンドリュー師とともに共同で厩舎運営を続けていくと見られている。