【キングジョージ】オーギュストロダン大敗でジャパンCに暗雲「今はわからない」オブライエン師
2024年07月28日 17:19
<キングジョージ6世&クイーンエリザベスS>◇27日=アスコット(英国)◇G1◇芝2390メートル◇3歳上◇出走9頭
G1・7勝目を期待されたディープインパクト産駒オーギュストロダン(牡4、A・オブライエン)は5着に敗れ、最下位10着に敗れた昨年に続き、2年連続で断然の1番人気を裏切る結果に終わった。
「レーシングポスト」電子版によると、エイダン・オブライエン師は敗因に馬場状態を挙げている。「(レース前に)馬場を歩いたときに心配になりました。(自身の感覚では)グッド、場所によってはグッドトゥソフト(JRA発表のやや重に近い状態)でした。どこにもグッドトゥファーム(硬めの良馬場)はなかった」とコメント。アスコット競馬場の公式発表だった「グッドトゥファーム」と、師が歩いた馬場の感触は異なり、実際はオーギュストロダンに向かない緩い馬場だったと嘆いている。
今後については「プランではここを走った後、ジャパンCに向かう予定でした。その前にどこかを一戦使う可能性がありました。ただ、今はわからない。彼の状態を見て、関係者で協議します」と語るにとどまった。戦前はオブライエン師、クールモアグループの関係者が“今年の最大目標”と口をそろえていたジャパンC(G1、芝2400メートル、11月24日=東京)参戦の計画だったが、キングジョージの大敗で暗雲が立ち込めてきた。