キプリオスが英G1グッドウッドCを完勝、オブライエン師は凱旋門賞参戦を否定
2024年07月31日 12:36
英G1グッドウッドカップ(3歳以上、芝16ハロン)が現地30日にグッドウッド競馬場で行われ、単勝1.6倍の圧倒的人気を集めたキプリオスが3番手キープから手応え十分に4馬身抜け出して完勝した。
序盤は5番人気のグレゴリーが逃げ、中盤を迎えて6番人気のアルカリームが2番手から先頭に出る。キプリオスは2頭を見ながら3番手をキープし、離れず4番人気のコルトレーンと2番人気のスウィートウィリアムがマーク。最後方に3番人気のトゥルーシャンで終盤戦に突入していった。
キプリオスはR.ムーア騎手に促されながら直線に入ると、他馬がステッキを受ける中で持ったまま先頭へ。残り1ハロン標識を前にようやくステッキが入って力強く抜け出し、2着争いを繰り広げるJ&T.ゴスデン厩舎の2頭を寄せつけなかった。2着にスウィートウィリアム、さらにアタマ差の3着にグレゴリーが続いている。
A.オブライエン調教師が管理するキプリオスはガリレオ産駒の6歳牡馬。2022年に続き2年ぶりのグッドウッドC勝ちで通算6度目のG1制覇(重賞8勝目)とした。
英競馬メディア『attheraces.com』などによると、この勝利を受けて大手ブックメーカーの『ベットフェア』は凱旋門賞におけるキプリオスの前売りオッズに34倍をつけたが、オブライエン師は「彼には英ゴールドカップが毎年の非常に重要なレースになる」と参戦を否定し、状態に問題がなければ次戦は愛セントレジャーとコメントした。
また、J.ゴスデン師はスウィートウィリアムとグレゴリーの次走にロンズデールカップやドンカスターカップを挙げている。