JRAの馬券発売が発表された今年の英インターナショナルS（G1、芝2050メートル、21日＝ヨーク）で5日現在、ブックメーカー各社が断然の1番人気にしているのが、英ダービー馬シティオブトロイ（牡3、A・オブライエン、父ジャスティファイ）だ。

　2歳シーズンは3戦無敗でG1デューハーストSを制覇。今季初戦だった英2000ギニーで9着に敗れたものの、大一番の英ダービーを制し、前走エクリプスSは古馬相手に勝利を挙げている。大手ブックメッカ－の「パディーパワー」社は同馬の単勝前売りオッズを1・8倍に設定。他社も2倍前後のオッズを提示している。

同馬を管理するのはアイルランドの天才調教師、エイダン・オブライエン。英インターナショナルSではこれまでに00年ジャイアンツコーズウェイ、08年デュークオブマーマレード、10年リップヴァンウィンクル、13年デクラレーションオブウォー、14年オーストラリア、19年ジャパンで最多タイの6勝を挙げている（他にマイケル・スタウト師も6勝）。

　ブックメーカーの評価では2番手以下は混戦。現時点で日本のドゥレッツァ（牡4、尾関）は17～34倍の評価にとどまっているが、無事に英国入りを果たし、これから評価が上がってくるものと思われる。

出典：日刊スポーツ