ホイットニーSで完敗のナショナルトレジャー、BC出走レースに迷い
2024年08月06日 10:40
現地3日の米G1ホイットニーステークス(ダート9ハロン)で1番人気に推されながら6着に敗れたナショナルトレジャーの陣営が、この結果を受けて11月のブリーダーズカップ開催で10ハロンのクラシックに出るか、8ハロンのダートマイルに出るか決めかねているようだ。米競馬メディア『bloodhorse.com』が報じている。
B.バファート厩舎のナショナルトレジャーはクオリティロード産駒の4歳馬。3歳時に制した9.5ハロンのG1プリークネスステークスが自身最長の勝ち鞍で、今年は9ハロンのG1ペガサスワールドカップと8ハロンのG1メトロポリタンハンデキャップを制している。
ホイットニーSは重馬場だったが、ナショナルトレジャーはこれで稍重以上の馬場で3戦全敗。しかしバファート調教師は「トラックのせいではない」と語り、以前のように専用機での輸送ができなくなったことを指摘し、「みんなまだ気づいていないが、(輸送専用機を全米展開していた)テックスサットン社がいなくなった現状は厳しい」「輸送は大変で、馬が元気をなくすこともある」と述べた。
ナショナルトレジャーは今後、西海岸に戻ってブリーダーズカップ開催地のデルマー競馬場にとどまる見通し。最終調整として9月28日に賞金100万ドルのG1カリフォルニアクラウンステークス(旧オーサムアゲインステークス)に出る可能性があると同メディアは伝えている。