今年に入って見せ場なく2連敗していたインスパイラルが、3連覇のかかる現地11日の仏G1ジャックルマロワ賞ではK.シューマーク騎手からR.ムーア騎手に乗り替わることが決まった。競馬メディア『Thoroughbred Daily News』が報じている。

　J＆T.ゴスデン厩舎の5歳牝馬インスパイラルはデビュー2戦目からL.デットーリ騎手が主戦を務め、ジャックルマロワ賞2連覇、米G1ブリーダーズカップフィリー＆メアターフ制覇などG1を6勝の活躍を見せた。

　しかしシューマーク騎手に主戦が替わった今年は5月の英G1ロッキンジステークス4着、6月の英G1プリンスオブウェールズステークス6着という結果。これを受けてオーナーのチェヴァリーパークスタッド関係者から騎手変更の話が浮上していた。

　同スタッドのC.リチャードソン氏は「ライアン（ムーア騎手）は長年に渡って私たちのベストホースに騎乗しており、彼を起用できる時はいつでも起用したいと考えている」とコメント。一方でJ.ゴスデン師はシューマーク騎手を擁護し、ロッキンジSは休み明け、プリンスオブウェールズSはハイペースによるスタミナ切れが敗因であり、騎乗ミスはなかったと話している。