NEWS

ニュース

ニュース/コラム

ロードカナロア産駒の良血馬が初勝利、TDNライジングスターに認定

2024年08月10日 11:54

  • 友だち追加数

 父に日本史上に残る名短距離馬にして名種牡馬のロードカナロア、母に世界各地のG1で好走を続けた女傑マジックワンドを持つ良血馬エクスタティックがデビュー2戦目で初勝利。競馬メディア『Thoroughbred Daily News』が将来有望な若駒とみなす「TDNライジングスター」に認定された。

 日本で生まれたエクスタティックはクールモアの所有馬でA.オブライエン厩舎からデビュー。愛レパーズタウン競馬場の8ハロンでのデビュー戦は3着だったが、ティペラリー競馬場での7.5ハロン戦だった2戦目は3馬身1/4差の勝利を収めた。

 オブライエン調教師は「ライアン(ムーア騎手)は初騎乗時から彼女を気に入っていた」「来年は10ハロンを走る中距離馬になると思っているようだ」とコメント。さらに「3歳になればもっと良くなるだろう」と続け、長い目で将来を見据えていく意向を示している。

 ロードカナロア(父キングカメハメハ)は古馬になってからスプリンターズステークスと香港スプリントを連覇、マイルの安田記念も勝利と大活躍。種牡馬としては中距離以上もこなす産駒を多く輩出し、アーモンドアイ(ジャパンカップ、ドバイターフなど)、ダノンスマッシュ(香港スプリントなど)、サートゥルナーリア(皐月賞など)、パンサラッサ(ドバイターフ、サウジカップなど)らのG1馬を輩出している。

 マジックワンド(父ガリレオ)はオブライエン厩舎で長らく世界各地を転戦し、豪G1マッキノンステークスを制覇。米G1アーリントンミリオン、G1アイリッシュチャンピオンステークス、G1香港カップなどでの2着がある。また半姉チキータ(父モンジュー)は愛オークスを勝っている。