仏G1ジャックルマロワ賞はチャリンが快勝、インスパイラルの3連覇を阻止
2024年08月12日 13:10
現地11日、仏ドーヴィル競馬場でG1ジャックルマロワ賞(芝1600m)が行われ、1番人気に推されていたチャリンが3馬身差の快勝を見せた。
レースは3連覇がかかっていたインスパイラルが大きく出遅れる波乱のスタート。ビッグロックがハナを切り、チャリンは差のない3番手に付けて機をうかがう。
残り400メートル付近で早くもチャリンが先頭に立ち、インスパイラルは馬場の中央寄りからスパート。両馬の間からは無敗馬クッドワーも脚を伸ばす。しかしチャリンは残り200メートルで後続を突き放して勝負を決め、2着争いを尻目に悠々とゴールした。
3馬身後方の2着争いは最後に追い込んできた仏2000ギニー馬メトロポリタンが制し、アタマ差の3着にインスパイラル。クッドワーはさらにアタマ差の4着で初黒星となった。
R.ヴェリアン厩舎のチャリンはダークエンジェル産駒の4歳馬。昨年はセントジェームズパレスステークスとサセックスステークスで3着などG1ではあと一歩の印象だったが、今年はロイヤルアスコットでのクイーンアンステークスでG1初制覇を達成し、さらに今回の勝利で5戦4勝と本格化を印象付けている。