現地23日、英ヨーク競馬場でG1ナンソープステークス（芝5ハロン）が行われ、女性ジョッキーのH.ドイル騎乗のブラッドセルが快勝した。

　好スタートで2番手に付けたブラッドセルは、レース半ば付近で早くも先頭に。残り2ハロン付近から追い出すと後続との差を広げ、最後は後方から追い込んできたビリービングに3/4馬身差の勝利を収めた。

　3着はさらにアタマ差で3歳馬スターラスト。1番人気に推されていたG1キングチャールズ3世ステークス勝ち馬の豪州馬アスフォーラはブラッドセルから1馬身1/4差の4着までで、人気の一角だった3歳馬ビッグイーヴスは見せ場なく8着に沈んだ。

　A.ワトソン厩舎のブラッドセルはタスリート産駒の4歳馬。昨年のロイヤルアスコット開催での英G1キングズスタンドステークスでは3歳馬ながら強豪ハイフィールドプリンセスを下してG1初制覇を果たし、今年は長期休養明けだった前走の仏リステッド勝ちから2度目のG1勝利となった。