レイジングシーがイディオマティック撃破、パーソナルエンスンSでG1初制覇
2024年08月24日 13:29
現地23日、米サラトガ競馬場でG1パーソナルエンスンステークス(4歳以上牝馬、ダート9ハロン)が行われ、F.プラ騎乗のレイジングシーが圧倒的な1番人気に推されていた女王イディオマティックを最後の最後で差し切った。
5頭立てのレースはイディオマティックと2番人気のランダマイズドがハナを争い、スタートが今ひとつだったレイジングシーはかなり離れた後方2番手からに。第3コーナー手前でイディオマティックが先頭に立ってそのまま直線に入ると、レイジングシーは4馬身半ほど離れた3番手からこれを猛追する。
このままイディオマティックが押し切るかと思われたがレイジングシーの末脚は極上で、ゴール前で並ぶ間もなく差し切ってアタマ差の勝利を収めた。3着はさらに10馬身以上離れてソウルオブアンエンジェルが流れ込み、失速したランダマイズドは4着に終わった。
C.ブラウン厩舎のレイジングシーはカーリン産駒の4歳馬。昨秋から今春にかけてG3カムリーステークスなど重賞2連勝し、6月のG1オグデンフィップスステークスはランダマイズドの4着。それでも前走のG2シュヴィーステークスを勝って再び勢いに乗ると、ここで待望のG1初制覇を果たした。一方、イディオマティックにとっては2着だったオグデンフィップスSに続くG1での取りこぼしとなった。