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豪G1ウィンクスS、ヴィアシスティーナらウォーラー厩舎の牝馬勢が上位独占

2024年08月25日 09:23

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 豪州で新シーズン最初のG1となるウィンクスステークス(3歳以上、芝1400m)が現地24日にランドウィック競馬場で12頭により争われ、中団の後ろ寄りから最短ルートを通ったヴィアシスティーナ(6番人気タイ)が、2番手から押し切り態勢の2番人気ズーガッチャを際どく差し切った(0.07馬身差)。

 ヴィアシスティーナは1番人気のファンガールを前方外に見ながら9番手で中間点を通過すると、そのまま内ラチ沿いを進出。直線で馬場の三分所に持ち出される集団の内をすくって先頭争いに加わり、ズーガッチャを最後の数完歩でかわした。馬群の外を回ったファンガールはさらに0.42馬身差の3着に敗れている。

 上位3頭はいずれもC.ウォーラー調教師が管理する牝馬で、ヴィアシスティーナは英国のG.バウヒー厩舎から今年3月に移籍。豪州では7歳表記だが、アイルランド生まれのファストネットロック産駒で実際は6歳秋の馬齢に相当する。豪州では初戦のランヴェットステークスでさっそくG1制覇を飾り、2戦目のクイーンエリザベスステークスも2着だった。今回は4カ月半ぶりの実戦で通算3度目のG1制覇(重賞5勝目)としている。

 レース後、ウォーラー師は地元メディアの『racenet.com.au』などに対して「ファンガールがキングチャールズ(3世ステークス)あたりを勝たなければ、コックスプレートではヴィアシスティーナが我々の一番手だ」とコメントしている。