現地29日、米サラトガ競馬場でG3ウィズアンティシペーションステークス（2歳、芝8.5ハロン）が行われ、F.プラ騎乗のズールーキングダムが接戦を制した。

　6頭立ての3番手でレースを進めたズールーキングダムは、第3コーナーでいったん4番手に下がりつつも内側をキープ。直線ではさらに狭い内ラチ沿いを突き、最後は1番人気のタネイシャスリーダーにクビ差で競り勝った。

　C.ブラウン厩舎のズールーキングダムはアイルランド生まれのテンソヴリンズ産駒で、デビュー2連勝での重賞初制覇。父にとっては初の米国重賞勝ちで、プラ騎手にとってはサラトガ開催でのシーズン最多タイとなる15回目のステークス勝ちとなった。