NEWS

ニュース

ニュース/コラム

米G1ジョッキークラブGC、ハイランドフォールズが1番人気をねじ伏せる完勝劇

2024年09月02日 16:50

  • 友だち追加数

 米サラトガ競馬場で現地1日に行われたジョッキークラブゴールドカップ(3歳以上、ダート10ハロン)は、3番人気のハイランドフォールズが逃げる1番人気のアーサーズライドと馬体を併せるように先行し、直線ではねじ伏せるように4馬身抜け出す完勝を収めた。

 ハイランドフォールズはアーサーズライドの外に半馬身と離れず横づけし、3番手の2番人気タピットトライスなどから第3コーナーで5馬身ほどのリード。そのまま併せ馬の体勢で直線に突入すると、残り1ハロンでアーサーズライドをねじ伏せて抜け出した。

 道中4、5番手追走の4番人気ピレネーが2着、2馬身3/4差の3着争いを後方から追い込む5番人気ディスアームが制し、これにハナ差でタピットトライスは4着。失速したアーサーズライドはさらに2馬身3/4差の5着に完敗した。

 ハイランドフォールズはB.コックス調教師が管理するカーリン産駒の4歳牡馬でゴドルフィンの所有。昨年8月26日のデビュー勝ちから4戦3勝と白星を伸ばし、5戦目の今年3月にG1サンタアニタハンデキャップで重賞に初挑戦(4着)した。2走後の6月にはG3ブレイムステークスで重賞初制覇を飾り、続く前走のG3モンマスカップではタピットトライスに5馬身あまりの差をつけられて2着に敗れるも、見事な変わり身でG1制覇を果たした。

 この勝利によりハイランドフォールズはブリーダーズカップクラシックの優先出走権を獲得。ニューヨーク競馬協会(NYRA)の公式サイトによると、ハイランドフォールズのコックス師とアーサーズライドのW.モット調教師は、それぞれBCクラシックを見据えて調整していくと話している。