「凱旋門賞に去勢されたセン馬の出走を認めるべきか?」フランスギャロが再検討へ
2024年09月04日 17:45
レーシングポスト電子版は3日、「フランスギャロが凱旋門賞に去勢馬の出走を認めるべきかどうか再検討する」というテーマの記事を掲載した。
記事によると、フランス競馬を統括するフランスギャロの平地競走委員会は「2030年計画」の議論として、凱旋門賞とジャックルマロワ賞に去勢馬(セン馬)に出走するべきかどうかを議論するとのこと。凱旋門賞は10月1週目にパリロンシャンで行われる欧州の2400メートル路線の最高峰の一戦。ジャックルマロワ賞は8月に避暑地ドーヴィルで行われ、欧州競馬を代表する伝統のマイル戦で、過去に日本馬はタイキシャトルが勝利を挙げている。
今年は7月にアスコットで行われたキングジョージ6世&クイーンエリザベスSをフランス調教のセン馬ゴリアットが圧勝。8月にヨークで行われた英インターナショナルSでもゴリアットと同じグラファール厩舎のセン馬カランダガンが2着に好走した。この2頭の活躍も「将来的に凱旋門賞をセン馬に開放すべきか」という議題が上がった要因と見られている。