日本からシンエンペラーが出走を予定しているアイリッシュチャンピオンステークス（14日）の登録確認と追加登録が現地10日に締め切られ、今年は追加登録がなく最大12頭で争われることが判明した。

　このレース6連覇を狙うA.オブライエン調教師は前年の覇者オーギュストロダンに一昨年の優勝馬ルクセンブルク、愛ダービー馬ロスアンゼルスのほか、ハーツクライ産駒のコンティニュアス、G1ではペースメーカーを担うことが多いハンスアンデルセンの5頭を残した。

　また、シンエンペラーと同じ3歳馬では現地前売りで1番人気のエコノミクス、前走の英インターナショナルステークスで3着のゴーストライター、仏2000ギニー馬で前走のジャックルマロワ賞も2着のメトロポリタンの名前が見られる。

　古馬勢ではドバイターフの覇者で今後はブリーダーズカップクラシック挑戦にも意欲を見せているファクトゥールシュヴァル、プリンスオブウェールズステークスでオーギュストロダンの2着だったザラケム、5月にG3ブリガディアジェラードステークス勝ちのロイヤルライムに出走意思がある。

　英競馬メディア『racingpost.com』によると、大手ブックメーカー『パディパワー』はエコノミクスを2.1倍の1番人気、オーギュストロダンを3.5倍の2番人気に設定。以下はロスアンゼルス（6倍）、ゴーストライターとルクセンブルク（11倍）、シンエンペラー（13倍）、コンティニュアス（15倍）で続き、ファクトゥールシュヴァルとメトロポリタン、ロイヤルライムの3頭が34倍、ザラケム（41倍）、ハンスアンデルセン（201倍）としている。