日本の良血馬が欧州の重賞に挑む－。愛チャンピオンSが行われる14日のレパーズタウン競馬場の各競走の出走馬が12日、確定した。

　愛チャンピオンSに参戦するシンエンペラーの帯同馬、ラファミリア（牡3、矢作）は5Rの愛チャンピオンSの次に行われる6RのG3キルターナンS（芝2410メートル）に出走する。鞍上は坂井瑠星騎手で10頭立ての3番枠に決まった。

　同馬は父がダービー馬レイデオロ、母が重賞4勝のアイムユアーズ。母の父がファルブラヴ、祖母の父がエルコンドルパサー、4代母がオークス馬ダイナカールという血統で、エアグルーヴ、ドゥラメンテ、ルーラーシップなどの名馬と同じファミリーの出身になる。シンエンペラーと同じ藤田晋オーナーの所有馬。3月の阪神で既走馬相手にデビュー戦を勝利し、ここまで4戦1勝の戦績を残している。キルターナンSの1着賞金はわずか6万ユーロ、日本円で約960万円という重賞だが、タフなアイルランドの中距離戦でどのような競馬をするのか。応援したい一戦だ。

◆今年のキルターナンSのレース名はスポンサー名で「トニーベット“ウィアーヒアトゥプレイ”S」となっている。

出典：日刊スポーツ