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愛チャンピオンSの後に…キーファーズが欧州で絶好調!良血馬ファイターが豪快4馬身差V

2024年09月15日 12:58

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 14日のレパーズタウン競馬場(アイルランド)はシンエンペラーが3着に好走した5RのG1愛チャンピオンS、帯同馬ラファミリアが出走した6RのキルターナンSの後に、もう1つ、見逃せないレースがあった。

 この日の7R、22頭が出走したプレミアハンデキャップ(芝2600メートル)を制したのは、地元エイダン・オブライエン厩舎のファイター(牡3)だった。鞍上のウェイン・ハセット騎手が着ていたのは「市松模様」の勝負服。ファイターはキーファーズの松島正昭代表とクールモアが共同所有する良血馬だ。

 同じオブライエン厩舎でライアン・ムーアが騎乗した1番人気ケミストリーを4馬身突き放す豪快な勝ちっぷり。8月24日のカラ競馬場、デビュー4戦目で初勝利を挙げたばかりだが、愛チャンピオンSで見事な連勝となった(プレミアハンデキャップは高額賞金のハンデキャップ競走で、直前のG3キルターナンSよりも総賞金は高い)。

 同馬は父がフランケル、母がナイトヴィジットで、愛ダービー馬トレーディングレザーの半弟という血統。兄のトレーディングレザーはエピファネイアが勝った14年のジャパンCに参戦し、レース中の故障でこの世を去っている。「アイリッシュレーシング」電子版によると、エイダン・オブライエン師は「彼は大きなエンジンを持っています。次はハンデキャップ戦は走らないでしょう」とコメントし、今後はさらに大きな舞台、重賞戦線での活躍も期待できそうだ。

 キーファーズ(松島正昭代表)の欧州所有馬は絶好調。良血2歳馬トリニティカレッジがゴールウェイ競馬場の未勝利戦を12馬身差で圧勝し、3歳牝馬リリーハートがパリロンシャン競馬場のリステッド競走を勝った。どの馬も今後の活躍が見込まれる。武豊騎手とアルリファー(牡4、J・オブライエン)で挑む凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月6日=パリロンシャン)へ向け、こちらもムードは最高潮に高まってきている。

出典:日刊スポーツ