現地20日、英ダービー馬シティオブトロイが米G1ブリーダーズカップクラシックに向けた公開調教を英サウスウェル競馬場で実施した。英競馬メディア『At The Races』などが報じている。

　シティオブトロイは初のダート戦を前に、左回りのタペタコースで同厩馬4頭と米国式のゲートからスタート。序盤は最後方に控えるとコーナーで馬なりのまま上がっていき、直線では先頭に立ってから鞍上のR.ムーア騎手がスパート。その力強い走りに集まった観衆から拍手が上がった。

　オブライエン調教師は「雰囲気を作ってくれた皆さんに心から感謝を。トラックは美しく、設備も整っていたので、私たちはとても恵まれていたと感じている」とコメント。「（シティオブトロイは）イーブンペースでよく伸びていた。彼と一緒のブリーダーズカップを楽しみにしている」と語った。

　なお今後の予定について同師は「明日は休み、調子次第で週に1回か2回は調教を行う。渡米はレースの6～8日前くらいの予定だ」と話している。