ソーピードアンナがコティリオンSを着差以上の完勝、次戦のBCディスタフへ視界良好
2024年09月22日 14:33
米パークスレーシング競馬場で現地21日に行われたG1コティリオンステークス(3歳牝馬、ダート8.5ハロン)は、単勝1.1倍の圧倒的人気を集めたソーピードアンナが好発から3番手に収まると、2番手から粘り込む6番人気ガンソングを余力十分にねじ伏せた(クビ差)。
ハナも切れそうな抜群のゲートを決めたソーピードアンナは、大外8番枠の2番人気ミスティックレイクに先を譲って向正面へ。さらにガンソング、4番人気タリファと外から進出し、ソーピードアンナはミスティックレイクの背後に収まって脚を溜めた。
ソーピードアンナは最終コーナーで包まれるような形になって追い出しを待たされたが、直線入口でタリファが遅れはじめて開いたスペースからスパート。1馬身少々前のガンソングを見せムチだけで差し切った。さらに3馬身1/2差の3着にタリファが続き、ミスティックレイクは4着に終わった。
K.マクピーク調教師が管理するファストアンナ(父メダグリアドーロ)産駒のソーピードアンナは、7月のコーチングクラブアメリカンオークスに続く4度目のG1制覇で重賞5勝目。牡馬に挑んだ前走のトラヴァーズステークスでは猛追及ばずフィアースネスにアタマ差で惜敗したが、牝馬同士の戦いでは力の違いを見せつける結果となった。
米競馬メディア『bloodhorse.com』が報じたレース後のコメントで、マクピーク師は「1勝は1勝さ。いただくとする。不満はないよ。良い者は全てを克服するのさ。彼女は3歳牝馬の中では頭ひとつ抜けているし、我々が馬鹿げたことをしない限りはね。本当に自信があるんだ」と余裕の弁。次戦はブリーダーズカップディスタフと報じている。