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欧州長距離王キプリオス、次走は凱旋門賞ではなくカドラン賞が濃厚か

2024年09月26日 12:30

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 欧州長距離路線でG13連勝中のキプリオスは、次走の候補に浮上していた仏G1凱旋門賞(芝2400m)には向かわず、長距離の仏G1カドラン賞(芝4000m)に行く可能性が高いようだ。英競馬メディア『At The Races』が報じている。

 A.オブライエン厩舎の6歳馬キプリオスは、故障から復帰した今年は英ゴールドカップ、グッドウッドカップ、愛セントレジャーとG1での3勝を含む5連勝。オブライエン調教師は愛セントレジャー制覇後、距離を短縮して凱旋門賞に向かう可能性を否定していなかった。

 しかし同馬を共同所有するモイグレアスタッドのレーシングアドバイザー、F.クレイグ氏は「順調ならカドラン賞に目を向けると思う」とコメント。「キプリオスが凱旋門賞に出走するとは思わない。カドラン賞かアスコットの(英G2)ロングディスタンスカップだろう。距離は長いほどいい」と語った。

 また同氏は「来年もまた英ゴールドカップに出られればと思っている」「いつかは彼に勝てる馬が現れるだろうが、現時点では存在しない」と長距離界での覇権維持に自信を見せていた。