ラザットがゴールデンイーグル参戦表明、アスコリピチェーノらと対戦へ
2024年09月26日 12:35
8月に仏G1モーリスドゲスト賞を無傷の6連勝で制した欧州短距離路線の新星ラザットが、現地10月6日の仏G1フォレ賞を回避し、オーストラリアの高額賞金レースであるゴールデンイーグル(4歳、芝1500m)に参戦することをJ.レニエ調教師が明らかにした。英競馬メディア『At The Races』が報じている。
テリトリーズ産駒の3歳セン馬ラザットは、4月の仏G3ジェベル賞、6月の仏G3ポールドムーサック賞、そしてG1初制覇となったモーリスドゲスト賞を含むデビュー6連勝。レニエ調教師は「彼はシドニーのゴールデンイーグルに向かうので、フォレ賞には出ない」と明言した。
さらにレニエ師は「25日の朝にはニューマーケットでの検疫を開始する。10月13日にオーストラリアへ出発して15日にシドニーに到着。29日に検疫から解放され、11月2日のレースに出る予定」と今後のスケジュールを明かし、「とても楽しみだ。環境が変わるので多くのことに適応する必要があるが、輸送がうまくいけばチャンスはあると思う」と語った。
この時期の北半球産馬は3歳秋の馬齢だが、南半球の豪州では4歳扱いになるため、賞金総額1000万豪ドル(約9億4000万円)のゴールデンイーグルでは牡馬としては1kg軽い56.5kgの斤量で出走できる恩恵がある。
昨年のゴールデンイーグルでは日本馬のオオバンブルマイが勝利。今年は昨年の2歳女王で今年は桜花賞とNHKマイルカップの両G1で2着だったアスコリピチェーノと、昨年のG1阪神ジュベナイルフィリーズ3着馬コラソンビートが登録している。